鉄スクラップ価格の値動き Vol.1
所要時間:5分程度
キーワード:解体工事、鉄スクラップ価格、鉄くず、急落、レンジ、コロナ禍、物価
不動産活用につきものの解体工事、見積りに大きく影響を及ぼす鉄スクラップ価格が急落しているといわれています。たしかに最近、近所の鉄くず業者さんの買取単価が下がったような気がします。背景には海外需要の減退があるといわれていますが、実際のところどうなのでしょう。
下のグラフは、東北地区における鉄スクラップ1キロあたりの平均価格の推移ですが、2022年春の高値65円から2024年秋現在までに25円下がっています。この2年半のうちに4割弱下がったことになります。大幅に下がっていますね。こう解釈すると、価格が今以上に下がってしまう前に、鉄を多く含む不要な不動産は解体してしまった方がいいと考えられるかもしれません。
ただ、グラフから明らかなように、遡ること2022年秋、価格は短期的ではあったもののすでに現在の水準まで下がった事実があったようです。”急落”という表現には、この2022年秋の下落の方がむしろ当てはまっているように思えます。そう考えると、この2年半の間、価格は35〜55円のレンジで推移してきたとも言えそうです。そしてこの水準は、世界がコロナ禍に突入した2020年の春頃に比べれば、今なお20円以上高い水準であるとも言えますね。こう解釈すると、レンジの上方50円程度まで価格が戻るのを待つのもいいと考えられるかもしれません。
ちなみに私は後者の考えを採用してます。理由は今後、鉄に限らず物価がコロナ禍以前の水準まで下がることはないだろうなと思うからです。したがって、鉄もコロナ禍以前の水準までは下がらない。すなわち、価格が上に戻る方にギャンブルしようかというロジックです。そうなると私事ですが、近々解体予定だった重量鉄骨造アパートも壊さずに活用する道を考えなくてはなりませんね。
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{一般社団法人日本鉄リサイクル工業会「価格推移表 鉄スクラップ(鋼スクラップ)価格」(日刊市况通信社資料に基づく二次データ)より作成}
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